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ガス透過度の温度・湿度依存性

Posted on 2019年12月16日2020年1月14日 by admin

高分子のガス透過係数は、温度の上昇とともに急速に増大することが知られています。保存食品の1つにレトルト食品がありますが、調理された食品がプラスチック包材に充填され、通常120℃の高温の水蒸気や熱水で殺菌されているものです。ガス透過度は指数関数であるため、120℃の高温では酸素や水蒸気の透過度が極端に大きくなり問題となるところです。このため、レトルト時の酸素や水蒸気の透過を少なくするための配慮が必要となります。PVAやEVOHなどの水酸基を含む高分子は、乾燥状態では非常に良好なガスバリア性を示しますが、湿度の影響を受けやすく、高湿状態でガスバリア性が低下します。これは、水分子が水酸基と水素結合を形成してガラス転移温度(Tg) が低下し、高分子が過塑化されるためと考えられています。一方、PVDCの酸素透過度の湿度依存性は少なく、湿度依存性を低下させるには、フィルム面での水蒸気の分圧を低下させるのが効果的であり、一般に透湿度の低いポリオレフィンを積層することが行われています。あるいは、水蒸気透過度の低いPVDCのコーティングを行う方法もあります。ところが、現在では、環境問題から、PVDCコーティングの製品は製造中止となり、シリカコーティングやナノコンポジットコーティングなどの新しい技術が開発されています。

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引っ越しのバイトをしてた時に様々な緩衝材がある事に気づき、包装材にも種類があるのかも?と気になり調べ始めたらまあ面白くてはまってしまい、当サイトを制作・管理しています!少しでも包装材について知って貰い、必要に応じて使い分けてもらえたらなと思っています!

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