プラズマは、物質の状態の一種です。知っている方は少ないかもしれませんが、普通に生きていても、見かけることがあるものなのです。では、どのような状態なのでしょうか。
プラズマは、気体よりエネルギーの高い状態のことを言います。気体から、温度を上げ、高いエネルギーを与えることで、原子の周りに存在する電子が、原子から大きく離れることになります。これによって、プラズマ、という状態が生まれるのです。光を放出する、という特性があり、その特性上、人間にとって便利に使われることがあります。実は、雷やオーロラはプラズマの一種であるため、私たちが自然と見かけることもある、というわけです。
プラズマは、半導体製造にもよく使われるものです。半導体を作るためには、薄膜を形成する必要があるのですが、そのためにプラズマは用いられます。半導体は何のために使うのか、と疑問に思われる方も多いかと思いますが、電子機器の核となるような部品であり、ありとあらゆる電子機器に使われています。スマートフォンやパソコン、家電など、すべてに半導体は搭載されているため、もはや生活必需品と言って良いようなものなのです。
そのような半導体を作るために使われるプラズマには、とても重要な役割があると言えるのです。ぜひ、知識を深めましょう。