食品流通をめぐる環境や構造は急速に変化しました。これは包装があってこそのことだともいえます。また、小売り構造などの変化として、生鮮、加工食品とともに、これまで生産が主導してきて業種別の縦割りの流通システムだったということで、流通の段階では業種文化していたといえます。しかし、食品の消費構造の変化と、規制緩和といったことが進んで、ワンストップショッピング思考などの消費者ニーズにこたえる業態として登場した食料品スーパー、総合スーパー、コンビニエンスストア、ディスカウントストアや郊外型の大型ショッピングセンターなども定着していっています。これらの店舗に共通しているのは、セルフサービス、集中チェックアウト、チェーンオペレーション、商品の多様化です。これらのうち、セルフサービス、集中チェックアウトは商品の個装が無ければ総合的な実施は無理です。