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包装と環境

      

包装材は、環境問題を考慮した設計を前提としなければなりません。有害廃棄物は簡単に越境し、人体に悪影響を与えるからです。包装材が間接的に自然生態系を破壊することもあり、延いては森林破壊、生物の絶滅、砂漠化につながる危険性もあります。

例として地球温暖化の問題を挙げると、世界各地で包装材とこの問題との関係について話し合われていることが分かります。しかしサミットレベルで議論が交わされても、各国の協力を取り付けるのは容易でありません。特に途上国は人口が急増しているにも関わらず、先進国の責任を主張して、開発を優先してしまう傾向にあります。温暖化の原因となる二酸化炭素を減少させるためには、こうした途上国との折衝と共に、新素材の包装材の開発が期待されるところです。

地球レベルの議論に加えて、国内問題としても、包装材は環境と切り離せません。廃棄物の大半は各国内部で処理されるわけですから、国内法の整備が急務となっています。法的には所有権が放棄された物の扱いについて、責任をとらせる明確な指針が不足しています。古くは社会的費用と見做されて処理してきましたが、昨今の廃棄物は急増しており、一人一人に責任を問うような法体系が求められているのです。とにかくゴミ処理場が不足しているため、ゴミの量を減らしたり、リサイクルしたりすることが大切です。そのためには、受益者負担の思想に基づく法整備を考えなければなりません。

法整備はこれまでにも具現化しており、既に環境基本法、循環型社会形成推進基本法等が存在しています。また、リサイクル法や廃棄法等で、リサイクルに積極的な社会を目指しています。さらに、包装材に直接関係する法令として、容器包装リサイクル法、食品リサイクル法を挙げることが出来ます。

        

包装の目的と定義

        

包装の起源は、人類が群れを作って社会生活を営むようになった頃と考えられています。農耕が行われるようになると、収穫物を貯蔵、分配、運搬するための手段が特に必要となり、包装の基本的な役割が形成されていったものと思われます。

現在においても包装は、基本的には、物品を貯蔵、分配、運搬する目的のために行われていますが、現在では更に進んで、包装は商品を販売するために不可欠なものとなっており、商品の販売促進、商品を説明するための表示の役割も担うようになってきています。また、物品の取扱いを便利にする機能も要求されるようになっています。

このように、包装の機能として物品の保護性に加え、商品性や便利性が必要となると、包装設計においてデザインも非常に重要なものとなってきます。包装の定義は、日本工業規格のJISZ 0108 「包装-用語」で次のように規定されています。「包装」とは、“物品の輸送,保管,取引,使用などに当たって,その価値及び状態を維持するための適切な材料,容器,それらに物品を収納する作業並びにそれらを施す技術又は施した状態”を言うと定義され、これには「個装」、「内装」及び「外装」の3種類に大別されるとしています。これらは、次のように規定されています。

        

固装・内装・外装の定義

    

        

「個装」は、“物品個々の包装で、物品の商品価値を高めるため、または物品個々を保護するために適切な材料・容器などを物品に施す技術、および施した状態”と定義されています。「内装」は、“包装貨物の内部の包装で、物品に対する水、湿気、光、熱、衝撃などを考慮して、適切な材料・容器などを物品に施す技術、または施した状態”と定義されています。

「外装」については、“包装貨物の外部の包装で、物品または包装物品を箱、袋、樽、缶などの容器などに入れ、もしくは無容器のまま結束し、記号、荷印などを施す技術、または施した状態”と定義されています。以上のようなJISの定義は、現在の進化した「包装」に必ずしもマッチしたものとはなっていないようにも思えます。例えば、内装が省略されたり、家電製品の段ボール包装では、全体で個装、内装、外装の機能をもっており、パレットシュリンク包装などは著しくこの定義からかけ離れたものと考えられます。

大型輸送のためのコンテナ、フレックスコンテナ、タンクローリーなどの特殊な包装形態も現在では存在します。また「包装」の分け方とその用語としてよく使われているのが、「工業包装」、「商業包装」、「輸送包装」、「消費者包装」、「業務用包装」などがあり、これらもJISの「包装用語」で規定されています。「工業包装」は、物品を輸送、保管することを主目的にして施す包装の総称であり、「商業包装」は、小売を主とする商取引に、商品の一部として、または商品をまとめて取り扱うための包装であり、「工業包装」と「商業包装」は、対の用語として使用されております。

「輸送包装」は、輸送を目的として物品に施す包装で、工業包装と同義語として用いられることもあります。「消費者包装」は、物品などについて消費者の手元に渡るために施す包装で、個装の形態であり、工業包装に対して使用されています。

サイト編集方針

引っ越しのバイトをしてた時に様々な緩衝材がある事に気づき、包装材にも種類があるのかも?と気になり調べ始めたらまあ面白くてはまってしまい、当サイトを制作・管理しています!少しでも包装材について知って貰い、必要に応じて使い分けてもらえたらなと思っています!

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包装材における情報を私なりにまとめています。包装の世界が思っていた以上に奥が深く...はまってしまいました!

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