包装の目的と機能については、日本工業規格(JIS規格)でも規定されており、包装に必要な機能として挙げられる、「品質保全性」「安全性・衛生性」等からも、内容物の保護機能が最重要課題です。
また、物品を保存・輸送するために小分けしたり、組み合わせたり、表示・識別して混同を防止したりする「商品性」としての機能も必要となります。
このように包装のもつ機能は、大枠的には目新しいものではなく、従前より必要な機能としてあったものがほとんどですが、昨今言われるようになってきました「機能性」包装材料という言葉は、包装材料の中で特に優れた機能を有するもの、もしくは従前にはなかった機能、例えば包装内部の環境の変化を検知し対応する「アクティブバリア機能」などをもつ包装材料に対して、それらの機能をとりわけ強調する意味で使われているものである。
更に、販売を促進するためのデザインや便利に使えるようにするといった機能も要求されます。