全国的に開始されたプラスチック製のレジ袋有料化において、皆さんはどのような生活スタイルの変化がともないましたでしょうか。世界的にも問題となっているプラスチック製品のゴミ問題は、海洋汚染、土壌汚染など私たちの生活の基盤となる地球の環境問題として地球上の各地で様々な取り組みが行われております。日本は特に過剰包装大国などとも呼ばれるほど、たくさんのプラスチック素材で私たちの食品や衣類などはパッケージされおります。使い捨てのプラスチック製品が、ゴミとなってどのように廃棄されどのように処分されていくのか、皆さんは詳しくお考えになったことはございますか。道端に捨てられたペットボトルが土に還るまでにどのくらいの年月を費やすのだろうかなど、これまで私たちが生活のなかで使用してきたプラスチック製品が、新たなる資源として自然界のなかでの生まれ変わる循環の年月を考えると、とてつもない罪悪感などが込み上げる瞬間もあります。このようなプラスチック製品の大量生産・大量消費の状態が続くと仮定した場合、世界のプラスチック製品の生産量は、今後の20年で約2倍、またさらには2050年頃までには4倍まで到達するのではないかなどとも言われているようです。地球の自然界の中での循環システムを考えると、プラスチック製品は様々な生物にとっての毒性とされ、その生命をも危ぶみはじめています。さらには地球の生物の一員である世界中の人々の生命が、そのような危機に直面する日も近いかもしれないのです。