パッケージは、伝統的だが時代遅れというイメージから脱却するために重要な役割を果たしています。例えば、ファーストフード向けのケチャップ。長年、小袋入りでした。これを一回使い切り容器・ポーションパッケージとして開発し、現在では、家庭用にも市販されています。10個入りで、小袋の3倍の容量で、269gのものです。硬質容器に易開封の蓋材をつけたものです。消費者は、好みに応じで二通りの使い方ができます。コーナー部分から剥がして、ディップ容器にもなりますし、頂部を手で引き裂くことで、絞り出し容器になります。この新商品発表のときに、全米のメディアが一斉に取り上げたそうです。ファーストフードに40年ぶりの革命をもたらしたということで、消費者は開けにくいとか溢れる、汚れることから開放されると大ニュースだったようです。