包装材としてのプラスチックをその形態に着目すると、フィルムと成形品とに大きく分けることができると言われています。
その比率は、2012年~2016年の期間で出荷金額ベースでみると、わずか成形品の方が毎年上回っているものの、ほぼ毎年互角に近いというデータが公表されています。
このフィルム状にした包装材は、身近なところではスナック菓子をはじめ、家庭でよく使用されているラップ、レトルト食品といった包装材のバリアー材など多岐にわたって使われています。
しかも、その使用量は年々増加傾向と言われ、いかにプラスチックフィルムが身近に入り込んでいるかをうかがわせるものと言っていいでしょう。ちなみに、プラスチックを素材としたフィルムの厚さは、JISでは0.25mm未満とされています。