物を運ぶ際には緩衝材が必要となります。配送する際に、何かしらによって加えられる衝撃から、配送物を守るためです。そのような緩衝材について考えるにあたって、一つ、使える指標があります。それは、緩衝距離、というものです。
緩衝距離とは、梱包している、運ぶべき物と、ダンボールなどの外装との間の距離のことです。この値が大きければ大きいほど、基本的には、緩衝材の大きさが大きい、ということになります。また、この緩衝距離が不十分だと、衝撃が加わった際に、緩衝材にうまく沈み込むことができなくなり、配送物が傷ついてしまう可能性があります。つまり、緩衝距離は適切でなければならない、というわけなのです。
しかし、緩衝距離だけですべてが決まるわけではありません。緩衝材としてよく使われる発泡体の、発泡倍率なども影響してきます。ですから、ぜひ勉強して、うまく緩衝できるようにしましょう。